[PR]看護師の好条件な求人情報満載:転職活動なら看護師専門サイトにお任せ!

第8章 奥義


1.「奥義」の意味
 より低いミスティックアーツ技能レベルである特定の複合術を成功させたいこともあるでしょう。例えば<電光>の呪文をより速く(<高速化>)、より広範囲に(<範囲拡大>)、より強力に(<強化>)行使したい。けれども技能レベルが低くて複合術使用時にかかる計−6のペナルティで判定を成功させる自信がない。そんなときにはこの章のルールに従って専門的に訓練を積むのが効果的です。このような専門的な訓練を積んで修得した複合術は「奥義」「必殺技」「秘術」などさまざまな呼び名を与えられます。GMとプレイヤーは所属する結社やスタイルによって適当な呼び名を与えて下さい。この章の説明では便宜上「奥義」に統一するものとします。


2.修得の手順
 奥義の修得は以下の手順を踏みます。

@複合術の対象となる動作を決める

 まず、どのような動作に対してミスティックアーツを使用するのかを決めなければなりません。対象となり得るカテゴリーは「剣で切る」、「回し蹴りを放つ」「<電光>の呪文を使う」など、狭い範囲の動作に限られます。ただしカテゴリーを決めなければならないのは陽極術の時のみです。陰極術の場合はこのカテゴリーを決める必要はありません(常に全ての動作に対して有効です)。陽極術の場合にも「全カテゴリーの動作に対して有効」な奥義を選択することはできますが、より高いCPが必要になります。

例:ミスティックである吉槻都(よしつきみやこ)が「奥義」を修得します。パーティー内での彼女の役割は「回復」です。そこで彼女は<大治癒>の呪文を訓練して「奥義」を作り出すことにしました。他にもさまざまな呪文があるのでできれば「全カテゴリーに対して有効な」奥義を身につけたいところですが、必要CPと呪文の多様性を考慮して(呪文はそれぞれ全く違った性質を持つのでそれぞれに適した奥義を別々に修得した方が効率的であることも多いのです)それは諦めます。

Aどのようなミスティックアーツを用いるのかを決める
 次にどのようなミスティックアーツを用いて@で選択した動作を奥義に仕立てるのかを決めます。威力を上げたいのであれば霊術の<強化>、到達距離を伸ばしたいのであれば空術の<射程延長>などを使うべきでしょう。なお、奥義のレベルはこうして選択したミスティックアーツ技能のうち最も低いものが基準になるので、なるべく互いに近い技能レベルのものを選択したほうが有利ではあります。

例:吉槻都はより遠くにいる仲間のより大きなダメージを回復できるようにしたいと考えました。そこで彼女は霊術の<強化>と空術の<射程延長>、時術の<持続時間延長>を使うことにします。彼女のミスティックアーツ技能はそれぞれ<強化15><射程延長14><持続時間延長16>です。このうち技能レベルの最も低いものは<射程延長14>なので、彼女の作り出そうとしている奥義の基準レベルは14ということになります。

B技能レベルから必要CPを算出する
 基準になるミスティックアーツ技能とそのレベルが分かったら、次はそこに複合術の使用にかかるペナルティを加えます。2種のミスティックアーツ複合術ならば−3、3つでは−6、4つならば−9・・・・・・となります。
 奥義を修得する意味はこのペナルティーを打ち消すところにあります。通常はペナルティーを1打ち消すごとに2点のCPが必要です。「全カテゴリーに対して有効な」陽極術の奥義を修得する時はこの3倍(6CP)が必要となります。基本的には基準となった(つまり複合術に使用した中で最も低い技能レベルの)ミスティックアーツ技能レベルを超えることはありません。しかし、基準となる技能レベルを1超えるごとに4CP/12CP(つまり2倍)のCPを支払えばそれ以上に伸ばすこともできます(哲学技能レベルを超えてはならない)。

例:吉槻都の作り出そうとしている奥義の基準技能である<射程延長>レベルは14です。3種複合術なのでここから6を引いてレベルは8。成功させるのはかなり困難です。とりあえず12CPを支払って基準レベルとに等しい14まで上昇させます。通常であればまず失敗しないレベルです。しかし、いざという時に失敗しないように、それに何かのときに連続試行が必要になるとも限らないのでレベルを16まで上げておきたいと考えました。彼女の<神学/キリスト教>レベルは16なのでギリギリ可能です。必要な追加CPは2×4で8。20CPが最終的に必要なCPとなります。 

Cカスタマイズする(限定を施す)
 こうして作成した奥義には限定を施して必要なCPを安く上げることができます(増強することはできません!)。状況限定などはふさわしい限定でしょう。その他プレイヤーはGMと相談して適当な限定を施してください。ただし、基本的にもともとの奥義と矛盾するような限定を施してはいけません(<射程延長>を含む奥義に「接触した時のみ」の限定を施すのは許されないでしょう)。

例:吉槻都の奥義に必要なCPは20。しかし、彼女の未使用CPは14点しかありません。レベルを下げるのは避けたいので奥義に限定を施すことにしました。<射程延長>を含む奥義なので無論「接触のみ」「射程短縮」などの限定を施すことはできません。かといって「疲労増加」などの限定を施すのは負担が大き過ぎるでしょう。悩んだ結果、彼女は「陽光のもとでのみ(−30%)」の限定を施すことにしました。太陽の力を利用して発動させる奥義なのかもしれません。これで必要なCPはちょうど14点になります。

D完成
 以上の手順をこなせば一応奥義のゲーム的なデータは完成するでしょう。あとは作成した奥義に命名するだけです。好きに決めて構いませんが、例えば「技の名前を大声で叫ばなければならない」などの限定を施しているキャラクターにとってはこれは大きな意味をもつでしょう。また、せっかく作成した奥義ですから、いつでも望んだ時スムーズに使用できるように管理しておくことも大切です。奥義の効果、使用エネルギー、到達範囲などはキャラクターシートにしっかりと書き留めておきましょう。

例:吉槻都は作成した奥義に「ラファエルの灯(イルミン・オン・ラファエル)」という名前をつけました。ラファエルはキリスト教において「癒しを行うもの」として有名な天使です。<大治癒>に合わせて使用する陽極術系の奥義で、<強化><射程延長><持続時間延長>の複合術をレベル16で行使します。彼女のミスティックアーツのパワーレベルは霊術6、空術4、時術8なので、この奥義とともに行使した彼女の<大治癒>は4へクスまでは距離のペナルティーなしで届き、1ターン当たり最大20点までのダメージを、ターン数倍の疲労点を消費することによって最大5ターンにわたって回復することができます(この場合必要なエネルギーは実に70点にもなりますが・・・・・・)。<強化>に伴う必要コストも書き留めておきます。疲労点の公式は(<行使する能力に必要なもとの疲労点>×2)−<霊術レベル>。<大治癒>なので<行使する能力に必要なもとの疲労点×2が回復点になります。いちいちこの公式に代入して計算するのも面倒なので暇があったらレート表をつくっておいても良いでしょう。また、別の呪文として体裁を整えておくのも一つの手です。


3.奥義使用上の注意点
 
@奥義の扱い
 奥義の扱いは基本的にミスティックアーツと同じです。複合術を一回の判定で使用できるミスティックアーツ技能というのがぴったりくる表現でしょう。もちろん連続試行すればそのたびごとに−3の修正を受けていきます。

A世界の抵抗
 この「奥義」は物理法則に抵触するのみならず、イデアの法則のなかでも極めて捉えにくい存在です。そのため「奥義」は「世界の抵抗」を極めて受けやすく、1シナリオ中の間に行使する一回ごとに奥義レベルは−1の修正を受けます。シナリオが終わるとこのペナルティーはなくなります。場所によっては極めて「抵抗」の強い「場」も存在します。逆に弱い地域も存在することでしょう。この「場」の属性は「第9章 冒険」で解説する予定です。

B奥義の成長
 基準技能が成長することによって奥義レベルもまた成長します。また、その成長によって基準技能が入れ替わることもあります。複合術の中で最も低い技能が基準技能になる事を忘れないで下さい。当然CPを費やしてレベルを上げたり限定をはずしたりといういう成長も有り得ます。


4.付録:パワーレベルなしでの奥義の修得
 イデアの力に関わるもの全てが体系的にミスティックアーツを修得することができるかというと必ずしもそうではありません。むしろイデアの法など知らずして己の意志力と鍛錬によって知らずとイデアの力を行使するものの方が多いことでしょう。
 そういったキャラクターが奥義を修得する場合、その方法は通常の奥義の修得方法に準じます。ただし、こういったキャラクターには「ミスティックアーツ技能レベル」と「ミスティックアーツのパワーレベル」がありません。この2つは以下のようにして決定します。
1.基準となるミスティックアーツ技能レベルは「知力−5」。
2.奥義のパワーレベルは「強化する行動のレベル÷5」。

 また、制限も存在します。

1.奥義の技能レベルは知力を超えない。
2.強化する行動は必ず専門化されてなければならない。また、強化する行動の技能レベルは最低でも15を超えるものでなければならない(つまり技能レベルが存在しない行動ではこの方法による奥義は使えない)。
3.−20%に相当する制限をつけること。ただしこの制限は「特殊な増強/パワーレベル抜きでの発動」に当てられたものとして処理するのでこの制限でCPを減らすことは出来ない。−20%を超えた分は通常通り必要CPを減少する。
4.パワーレベル1につき1D点のエネルギー(疲労点)が必要。足りない分は生命力から補うことができる。
5.この方法による奥義の修得数制限は知力10を超える2ごとに1つ(知力12以上は2、知力14以上は3。端数切捨て。ただし最低1。)

第7章へ戻る   MYSTICのメニューへ戻る 第9章へ進む

 


[PR]車当る!高収入アルバイトより:お得!?更に無料で50万もプレゼント♪